みなさん、分厚い本を書く作家さん知っていますか?
学生時代に友人がその作家の本をよく読んでいて、名前は知っていたのですが、
本の分厚さのため読むことを遠ざけていました。
今回、紹介する本は、なっ、なんと、1000ページを超える大作です。
幕末に京の町で凄まじい存在感を放った殺人集団。
新選組。
その副長であった 土方歳三 の物語。
『 ヒトごろし 』
幕末って面白いですよね。
他国の侵略が目前に迫ってきているなか、江戸幕府はじめ各藩が右往左往。
時代を変えようと、武士やそれ以外の階級の人が、尊王・攘夷と2つに分かれ
それぞれの思想や哲学といった命の炎を燃やし、そして華やかに散っていった時代。
土方歳三 は 独特の価値観で燃えた。
土方歳三の生き方に惹かれる。まさに、鬼。
また、興味深いのは
色男で描かれることが多い 新選組一番隊組長 沖田総司 の描かれ方。
この本を読むと、今まで描かれていた総司は ま・ぼ・ろ・しぃ~(by IKKO) と思いますよ。きっと。
ぜひ、皆様も京極夏彦ワールドに浸ってみてください。
所長:N