前回、久しぶりにブログに読書の感想を投稿しました。
ちょくちょく本は読んでいますが、投稿し忘れた本がまだまだあります。
今後も、ネタバレしないように極力簡単に本の紹介していきたいと思います。
私は、数週間前に初めて平野啓一郎さんの世界観に触れました。
それが、
『ある男』
物語の内容は、
結婚していた人が死亡。死亡したことを親族に伝えると
自分の親族ではないと判明。
その人の素性が分からずXと仮名される。
違う人の人生を、自分の人生のように尤もらしく生きる。
お前はいったい誰やねんと言う話です。
「未来のヴァリエーションってきっと無限にあるんでしょう。でも、当の本人はなかなかそれに気づけないのかもしれない。僕の人生だってここから誰かにバトンタッチしたら、僕よりうまくこの先、生きていくのかもしれない」
(文中より)
『マチネの終わりに』
これも、平野さんの作品ですが、2019年11月に福山雅治さん・石田ゆり子さん共演で映画公開されるようです。
興味があるかたは、映画上映前に原作を読んでみてください。
物語の内容は、
天才ギター弾きの男性とジャーナリストの女性が、一目合い瞬間的にお互いが惹かれあうのですが
擦れ違いばかりで、この恋の行方は、、、みたいな話です。
「人は変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど、実際は未来は常に過去を変えているんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。」
文中より
どちらの作品素敵な作品でしたよ。
所長:N