夏の思い出 : しゃきしゃき百歳体操

2017.10.09

南あわじ市役所で、いきいき百歳サポーターを対象に

「しゃきしゃき百歳体操」についての講習がありました。

 

まず、南あわじ市の高齢者の現状について学ぶことができました。

南あわじ市の人口はH29年3月末現在で48,000人。

65歳以上の人口は、15,902人(32.8%)

75歳以上の人口は8,236人(17%)でした。

さらに高齢化率80%超えの地区も多い現状があるそうです。

 

認知症は、誰もがなる可能性のある脳の病気です。

 

認知症または疑いのある高齢者は、現在4人に1人とも言われています。

南あわじ市の高齢者人口から考えると4000人弱の方が対象という計算になります。

 

そこで認知症予防に特化した体操として「しゃきしゃき百歳体操」が考案されました。

この体操の目的は認知機能(注意力・判断力)の維持・向上です。

体操としては、ながら運動です。

二つの動作を同時に行うことで前頭葉の機能向上につながる体操です。

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実際の内容として

①足ふみ(20秒間)+野菜の名前、

②早く足踏み(20秒間)+都道府県の名称、

③太もも叩き(20秒間)+しりとり、

④足ふみ(20秒間)+昨日の献立もしくは食材、

⑤つま先上げ(20秒間)+引き算、

⑥足ふみ(1分間)+タッチ1、

⑦足ふみ(1分間)+タッチ2です。

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実際に行いましたが意外と難しい内容でした。

 

できなくてもよい、悩み考えながら行ってもらえればいい、

混乱を楽しむ気持ちで実践してくださいとのことでした。

 

挑戦することが大事とのことでした。

 

「しゃきしゃき百歳体操」で認知機能を向上させ、

いつまでも安心した在宅生活が送れるよう

訪問看護でも取り入れていこうと考えています。

 

伝達報告会を設け当事業所のスタッフに伝えていく予定です。

限られた訪問看護の時間の中で、全項目を実践するのは難しいですが、

その人にあったスピードや内容で、利用者が楽しんで実践できるよう

さらに認知機能の向上につなげられるように関わっていきたいと思っています。

 

 

 

 

以下に

認知症の気づきチェック表を添付しました。

 

 

自分がしても、家族や身近な人がチェックしてもOKです。

認知症の気づきチェック

 

 

主任看護師:J・H